AACを「ことばの発達」としてどう支えるか
本記事では、2026年9月3日に公開・掲載された発達障害・神経発達症関連の研究を紹介しています。今回は、補助代替コミュニケーション(AAC)を「ことばの発達」として捉え直すレビューを中心に、通常学級で学ぶ自閉症児の行動・学業アウトカムに関わる家族プロセス、感覚特性から不安理解へとケアが変化する過程、ADHD児への親参加型運動・心理教育プログラム、自閉症児と家族の医療アクセス経験、ASDへの運動療法に関する系統的レビューのスコーピングレビューを取り上げます。
全体として、発達障害支援では、本人の特性や訓練課題だけを切り出して見るのではなく、ことば、感覚、睡眠、家族の負担、学校環境、医療環境、身体活動を同時に扱う必要があります。支援の質は、本人がどの能力を持っているかだけでなく、周囲がどれだけ本人の表現、調整、参加を可能にする環境を作れているかに左右されます。
