重金属曝露と子どものASDリスク・症状の重さの関係について
このブログ記事では、①自閉スペクトラム当事者の自殺リスクに特化した支援・介入を世界の文献から整理し、「ニューロアファーマティブで当事者主導の自殺予防モデル」がまだ大きく不足していることを示したスコーピングレビュー、②E3ユビキチンリガースをコードする遺伝子UBR5の機能喪失変異が、自閉スペクトラム症と発達遅滞・知的障害を伴う非典型な神経発達軌道と関連しうることを複数症例+文献レビューで示したゲノム医学研究、③鉛・水銀・カドミウムなどの重金属曝露と子どものASDリスク・症状の重さに相関がある可能性を示しつつも、因果関係はまだ不明で標準化された縦断研究の必要性を強調したシステマティックレビュー、④成人ADHDでは「反応気質」よりもむしろ努力的統制(自己調整力)の低さが、不注意・多動衝動の両方と強く結びついており、従来のDual-Pathwayモデルを修正しつつ、自己調整スキルへの介入の重要性を示した気質研究――という、発達障害領域における自殺予防、遺伝要因、環境要因、気質・自己調整の4つの視点から最新知見を紹介しています。
