メインコンテンツまでスキップ

ASDの子どもや思春期における共感の構造

· 約19分
Tomohiro Hiratsuka
CEO of Easpe, Inc

本記事は、自閉スペクトラム症(ASD)をめぐる最新研究を「理解の更新・支援の改善・早期発見」という観点から横断的に紹介した学術アップデート集であり、ASDの特性を個人の能力不足としてではなく、発達過程・環境・相互作用・家庭要因・生活リズムとの関係性の中で捉え直す研究を中心に取り上げている。具体的には、ASDの子どもや思春期における共感の構造(情動的共感は保たれ、認知的共感に困難が出やすいこと)、遺伝的要因としてのMECP2重複症候群の臨床的意義、親支援(マインドフル・ペアレンティングと行動的支援)の統合効果、社会的コミュニケーションが「行動と周囲の反応のフィードバックループ」で発達するという理論的枠組み、ASD成人における睡眠・身体活動・社会性の相互関連、そして中国の未就学児約1.3万人を対象とした家庭環境・睡眠・家族メンタルヘルスを組み合わせたASD症状の予測モデルなどを扱っている。全体として、ASDを「本人の問題」に閉じず、環境調整・家族支援・生活全体への介入・地域での早期スクリーニングへと視野を広げる研究潮流を示す内容となっている。

学術研究関連アップデート

Empathy in Children and Adolescents with Autism Spectrum Disorder: A Systematic Review

この研究は何を調べたのか?

この論文は、ASDのある子ども・思春期の「共感(エンパシー)」が、どのように理解されてきたのかを、過去の研究を整理して検討したシステマティックレビューです。

これまでのASD研究では、

  • 「相手の気持ちを理解できない」
  • 「共感が乏しい」

といったイメージが語られがちでしたが、

実は共感には2つの側面があります。

  • 認知的共感

    相手が「どう感じているか」を頭で理解する力

  • 情動的(感情的)共感

    相手の感情に対して、自然に感情が動く・反応する力

この研究は、

👉 ASDの子どもたちは、この2つの共感をどう持っているのか?

を体系的に整理することを目的としています。


どんな研究をまとめたの?

  • PRISMAガイドラインに沿った厳密なレビュー
  • 約1,000本以上の論文から、15本の研究を厳選
  • 主に:
    • 子ども〜思春期
    • 男子が中心
    • 定型発達児との比較研究

主な結果(いちばん大事なポイント)

① 多くの研究で「感情的な共感は保たれている」

  • 10本の研究では:
    • 情動的共感(感情の反応)は 保たれている
    • でも、認知的共感(理解する力)には 困難がある

👉

「相手の感情に無反応」なのではなく、

感じてはいるが、理解や表現が難しいケースが多いことが示唆されます。


② 一部では「両方に困難がある」とする研究もある

  • 5本の研究では:
    • 認知的共感・情動的共感の両方に困難があると報告

👉

ASDの共感のあり方は一様ではなく、個人差が大きいことも重要なポイントです。


この研究が伝えている大切なこと

✔ 「ASD=共感がない」という理解は正確ではない

  • 多くの子ども・思春期のASD当事者は、
    • 感情的には共感している
    • ただし、
      • 相手の気持ちを言葉で理解する

      • 状況から推測する

      • 適切に反応する

        ことが難しい場合がある


✔ 共感の「どこが難しいのか」を分けて考える必要がある

  • 認知的共感と情動的共感を区別しないと、

    • 不必要な誤解
    • 「冷たい」「思いやりがない」というレッテル

    につながりやすい


✔ 支援や教育の設計に直結する知見

このレビューは、

  • 共感を「ある/ない」で判断するのではなく
  • どの側面を、どの年齢で、どう支えるか

を考えるための基礎知識を提供しています。


一文でまとめると

本研究は、ASDのある子ども・思春期では「相手の感情を感じる力(情動的共感)」は保たれている一方で、「相手の気持ちを理解する力(認知的共感)」に困難が見られることが多いと示し、ASDにおける共感をより立体的・個別的に捉える必要性を明らかにしたシステマティックレビューである。

Unveiling MECP2 Duplication Syndrome in India: A Case Report Featuring Autism and Developmental Delay

この報告は何を伝えているのか?

この論文は、インドで初めて詳しく報告された「MECP2重複症候群(MECP2 Duplication Syndrome)」の症例を紹介し、

自閉スペクトラム症(ASD)や発達遅滞の背景に、この疾患が隠れている可能性があることを臨床的に示したケースレポートです。

MECP2は、脳の発達やシナプス形成に重要な遺伝子で、

  • 機能が失われると → レット症候群
  • 過剰に発現すると → MECP2重複症候群

というように、量の異常だけでも全く別の神経発達障害が生じることが知られています。


どんな症例だったのか?

  • 対象:7歳の男児
  • 主な特徴:
    • 全般的な発達遅滞
    • 自閉症特性(CARS-30で評価)
    • 目が合いにくい、孤立的な遊び、頭打ち行動
    • 顔貌の特徴(軽度の形態異常)
  • ないもの:
    • けいれん発作(当初)
    • 重い感染症、摂食障害
  • 検査結果:
    • MRI:脳梁の菲薄化
    • EEG:側頭部のスパイク波
    • 遺伝学的検査(全エクソーム解析):
      • Xq28領域の重複
      • MECP2遺伝子を含む重複を確認

診断後は、抗てんかん薬と多面的な療育・支援が開始されました。


なぜこの報告が重要なのか?

✔ 「自閉症+発達遅滞=特発性」と決めつけない重要性

  • MECP2重複症候群はまれですが、
    • 男児

    • 発達遅滞

    • 自閉症特性

    • 顔貌の特徴

    • 脳画像やEEGの軽度異常

      がそろう場合、鑑別に挙げるべき疾患です。


✔ レット症候群だけでなく「重複」も重要

  • これまでMECP2は、

    • 女児のレット症候群(欠失・機能喪失)

    がよく知られてきました。

  • しかし本報告は、

    • 男児のASDや発達遅滞の背景に「過剰発現」がある可能性

    を臨床医に強く示しています。


✔ 早期診断が支援の質を左右する

  • 正確な診断により:

    • 不必要な検査の回避
    • 予後の見通し
    • 家族への遺伝カウンセリング
    • 適切な医療・療育の計画

    が可能になります。


一文でまとめると

本症例報告は、発達遅滞と自閉症特性を示す男児においてMECP2重複症候群を同定し、ASDの背景にあるまれな遺伝的要因として本疾患を念頭に置く重要性と、早期遺伝学的診断の臨床的意義を示した報告である。

Can Mindful Parent Training Combined with Behavioral Parent Training Improve Emotional Regulation and Executive Functions in Preschool Children?

この研究は何を調べたのか?

この研究は、**マインドフル・ペアレンティング(Mindful Parenting:MP)**と

  • *行動的ペアレントトレーニング(Parent Management Training:PMT)**を

組み合わせて行うことで、就学前の子どもの感情調整力や実行機能がより改善するかを検証したランダム化比較試験です。

ポイントは、

「どちらか一方だけより、**“心の持ち方”と“具体的な関わり方”をセットにしたほうが、子どもには効くのではないか?」

という仮説を、実証的に確かめた点にあります。


どんな方法で行われた研究?

  • 対象:5〜6歳の子どもをもつ母親126名
  • グループ分け(ランダム割付):
    1. マインドフル・ペアレンティング(MP)のみ
    2. 行動的ペアレントトレーニング(PMT)のみ
    3. MP+PMTの併用
    4. 介入なし(待機群)
  • 評価時点:
    • 介入前
    • 介入直後
    • 2か月後フォローアップ
  • 評価内容:
    • 子どもの感情調整
    • 子どもの実行機能(抑制、切り替え、計画など)
    • 親自身の感情調整

主な結果は?

① 子どもに対しては「併用」が最も効果的だった

  • MP+PMT併用群は、
    • 感情調整

    • 実行機能

      の両方で、

👉 単独介入(MPのみ/PMTのみ)や待機群よりも有意に大きな改善を示しました。

つまり、

  • 落ち着く力
  • 気持ちを切り替える力
  • 行動をコントロールする力

が、組み合わせ介入で最も伸びたという結果です。


② 親自身の変化は「併用でも単独でも大差はなかった」

  • 親の感情調整については、
    • 併用群と単独群の間で有意差は見られませんでした

👉

ただしこれは、

  • 「併用が無意味」というより、
  • どの介入でも、親の側は一定程度改善していた

と解釈できます。


この研究が示している重要な示唆

✔ 子どもの困りごとは「親の関わり方の質」で大きく変わる

  • マインドフル・ペアレンティング:
    • 親が「今ここ」に注意を向け
    • 感情的反応を減らす
  • 行動的ペアレントトレーニング:
    • 具体的な声かけ
    • 一貫した対応
    • 強化とルール設定

👉 この2つを組み合わせることで、親の関わりが安定し、子どもの自己調整力が伸びる


✔ 幼児期は「実行機能」を育てるゴールデンタイム

  • 5〜6歳は、
    • 感情調整

    • 実行機能

      が急速に発達する時期。

この時期に、

親が「落ち着いて・一貫して・気づきのある関わり」をする

ことが、子どもの行動や感情の土台を作る可能性を示しています。


一文でまとめると

本研究は、マインドフル・ペアレンティングと行動的ペアレントトレーニングを組み合わせることで、就学前の子どもの感情調整力と実行機能が単独介入よりも効果的に向上することを示し、親の“心の姿勢”と“具体的な関わり方”を統合した支援の有効性を実証した研究である。

Social communication development in a contingent world: insights from autism


この論文は何を伝えようとしているのか?

この論文は、子どもが社会的コミュニケーションを身につけていく過程は、「相手からの反応(フィードバック)」とのやり取りの積み重ねによって形づくられるという前提に立ち、

自閉スペクトラム症(ASD)では、このフィードバックのループがどのように異なる形で展開するのかを整理・考察した総説論文です。

著者らは、社会的コミュニケーションを

「個人の能力」だけでなく

「その行動が、周囲からどんな反応を引き出すか」

「その反応が、次の行動にどう影響するか」

という**リアルタイムの相互作用(contingency)**として捉えています。


重要な考え方:コミュニケーションは「循環」で発達する

定型発達では、

  • 赤ちゃんが声を出す
  • 養育者が応答する
  • 赤ちゃんが「こうすると反応が返ってくる」と学ぶ

という行動と反応のループが繰り返されます。

成長とともにこのループは、

  • 言語
  • ジェスチャー
  • 視線
  • 感情表現
  • 同年代とのやり取り

などを含む、より複雑なものへと発展していきます。


ASDでは何が違うのか?

この論文が強調しているのは、

ASDの人は「社会的行動が違う」ため、

周囲から返ってくる反応も違い、

その結果、発達の軌道自体が変わりうる

という点です。

具体的には:

  • 視線の向け方
  • ジェスチャーの使い方
  • 発声や言葉のタイミング
  • 感情表現の仕方

が非自閉の人と異なることで、

  • 周囲が「どう反応すればいいかわからない」
  • 反応が遅れる・減る・ずれる

といったことが起こりやすくなります。

👉 その結果、

「本人の能力」ではなく「相互作用のパターン」が、学習機会を変えてしまう可能性がある、という指摘です。


発達段階・環境によってもループは変わる

論文では、ASDにおける社会的フィードバックループは、

  • 乳児期
  • 幼児期
  • 学童期
  • 思春期〜成人期

を通じて、次のような要因の影響を受けると述べています。

  • 運動能力・認知能力の変化
  • 感情調整の発達
  • 言語能力の伸び
  • 社会的要求の増大(特に同年代との関係)
  • 家庭・学校・地域といった環境の違い

👉

同じASDでも、環境と相互作用のあり方次第で発達の経験は大きく異なる


なぜこの視点が重要なのか?

✔ 言語発達や社会性の「遅れ」を別の角度から説明できる

  • 言語や社会性の発達がゆっくりな場合でも、
    • 本人の学習能力の問題ではなく

    • 適切なフィードバックが返ってきにくい環境構造

      が影響している可能性がある。


✔ 支援の焦点を「本人」だけに置かなくてよい

この視点は、

  • 子どもを「変える」支援だけでなく
  • 周囲の大人・同年代・環境の関わり方を調整する

という方向性を強く示唆します。


✔ 神経多様性研究から、すべての子どもの学習が見えてくる

著者らは、

  • ASDの研究は「例外」ではなく
  • 人間の学習とコミュニケーションの一般原理を理解するヒント

になると強調しています。


一文でまとめると

本論文は、自閉スペクトラム症における社会的コミュニケーションの発達を、個人の特性ではなく「行動と周囲の反応が作るリアルタイムのフィードバックループ」という視点から捉え直し、相互作用の違いが言語や社会性の発達軌道に影響する可能性と、環境調整を重視した支援の重要性を示した総説である。

Sleep and activity patterns in autism

この論文は何を調べたのか?

この研究は、自閉スペクトラム症(ASD)の成人にみられる睡眠の問題が、日中の身体活動や生活リズム(概日リズム)とどのように関係しているのかを、

低コストのウェアラブル端末(加速度計)を用いて客観的に検証したものです。

従来、ASDでは「睡眠の困りごとが多い」ことは知られていましたが、

  • どの側面(睡眠時間、入眠時刻、変動性など)が特徴的なのか
  • 日中の活動量とどう結びついているのか

は、十分に整理されていませんでした。


どんな研究デザイン?

  • 対象者
    • 自閉スペクトラム症の成人:318人
    • 非自閉の家族(血縁者):130人
  • 方法
    • 3週間連続で手首装着型デバイスを装着
    • 睡眠・身体活動・日内リズムを自動記録
  • 解析
    • 3週間分・8,000日以上のデータ
    • 300以上の指標を機械学習(elastic net)と混合効果モデルで解析

👉 主観的な質問票ではなく、行動そのものの記録に基づく研究です。


主な発見(重要ポイント)

① ASDでは「身体活動が少なく、長時間じっとしている」傾向が強い

  • ASDと関連した指標は 52項目
  • 特に特徴的だったのは:
    • 日中の身体活動量が少ない
    • 長時間の不活動(座位・静止)が多い
    • その日ごとのばらつき(変動性)も大きい

👉 ASDでは「動かなさ」だけでなく、生活リズムの不安定さも特徴。


② 身体活動の少なさは「睡眠の短さ・遅さ」と強く結びつく

  • 不活動時間が長いほど、
    • 睡眠時間が短く
    • 入眠時刻が遅くなる
  • この関連は、非自閉の家族よりもASD当事者で強かった

具体例:

  • 不活動が1時間増えるごとに
    • ASD:平均約23分 睡眠が短くなる
    • 非自閉家族:約17分の短縮

👉 ASDでは、日中の活動量が睡眠により強く影響する


③ 身体活動の少なさは「社会的困難」とも関連

  • 身体活動が少ないASD当事者ほど、
    • 社会的コミュニケーションの困難が強い
      • (Social Responsiveness Scaleで評価)

👉 睡眠・活動・社会性が別々の問題ではなく、連動している可能性を示唆。


この研究が示す重要な意味

✔ 睡眠問題は「夜だけの問題」ではない

  • ASDの睡眠障害は、

    • 就寝前の問題

    • メラトニンだけの問題

      ではなく、

  • 日中の活動パターンと一体の現象として理解すべき。


✔ 身体活動は「健康」だけでなく「発達・社会性」にも関係

  • 運動不足は:
    • 睡眠の質・量を下げ

    • その結果、社会的困難を強める

      可能性がある。


✔ 介入の新しい方向性を示唆

著者らは、

  • 身体活動を増やす介入
  • 生活リズムを整える支援

が、

  • 睡眠の改善
  • ひいてはASD当事者の生活の質(QOL)向上

につながる可能性があると述べています。

ただしこれは因果を証明した研究ではなく

👉 今後は**介入研究(実際に運動を増やすなど)**が必要。


一文でまとめると

本研究は、ウェアラブル端末による3週間の客観データを用いて、自閉スペクトラム症の成人では日中の身体活動の少なさと長時間の不活動が、睡眠時間の短縮や入眠の遅れ、さらには社会的困難と強く関連していることを示し、睡眠問題を生活リズム全体の問題として捉え、身体活動を含む包括的な支援の重要性を示唆した研究である。

Frontiers | Risk Factors and a Prediction Model for ASD Symptoms in Chinese Preschool Children

この研究は何を目的にしたのか?

この研究は、中国の未就学児(3〜6歳)を対象に、自閉スペクトラム症(ASD)症状に関連するリスク要因を特定し、実際の現場で使える予測モデル(スクリーニングツール)を作ることを目的としています。

ASDの有病率は世界的に上昇していますが、

専門医による診断を待つ前に、

  • 保育園・幼稚園
  • 地域保健
  • 資源が限られた地域

でも使える 「実用的な早期発見ツール」 は不足しています。

本研究はそのギャップを埋めようとする試みです。


どんな方法の研究?

  • 対象:中国・貴州省の幼稚園32施設に通う

    3〜6歳の子ども 13,641人

  • ASD症状のスクリーニング:Autism Behavior Checklist(ABC)

  • 解析方法

    • 多数の候補因子から LASSO回帰で重要因子を選択
    • ロジスティック回帰モデルを構築
    • 結果を **ノモグラム(点数表)**として可視化
  • モデル評価

    • 判別性能(AUC)
    • 予測の正確さ(キャリブレーション)
    • 実際に使ったときの有用性(Decision Curve Analysis)

👉 大規模サンプル × 統計と機械学習を組み合わせた設計です。


主な結果(何がリスクで、何が守りになる?)

ASD症状が「出やすい」リスク要因

  • 親が子どもをあまり好意的に感じていない
  • 養育方針が一貫していない
  • 子どもの睡眠の質が悪い
  • 家族に精神疾患の既往がある

特に「家族の精神疾患歴」は、

👉 約2.8倍と、最も強いリスク因子でした。


ASD症状を「抑える」保護因子

  • 保護者の学歴が高い
  • 養育時間が一方に偏らず、バランスが取れている

👉 家庭環境・養育の質が、

ASD症状のリスクと深く関係していることが示されています。


作成された予測モデルの性能は?

  • AUC = 0.757
    • 完璧ではないが、地域スクリーニングとしては十分実用的
  • 予測のズレは小さく(良好なキャリブレーション)
  • 0.1〜19.6%のリスク範囲で実際の判断に役立つことが確認

👉

専門診断の代替ではなく、

  • *「早めに気づき、次につなぐためのツール」**として現実的。

この研究が示す重要なポイント

✔ ASDリスクは「子ども本人」だけで決まらない

  • 睡眠
  • 養育の一貫性
  • 家族のメンタルヘルス

など、家庭・環境要因が強く関与している。


✔ 早期支援は「診断前」から始められる可能性

  • 予測モデルにより、
    • ハイリスクの子どもを早期に把握
    • 保護者支援や生活環境改善につなげる

👉 医療に限らない、地域・保育現場での活用が想定されている。


✔ 実装可能性を重視した研究

  • ノモグラム形式で、

    • 専門知識がなくても使いやすい
  • 大規模データに基づくため、

    政策・公衆衛生レベルでの応用も視野に入る。


注意点(限界)

  • スクリーニングであり、診断ではない

  • 横断研究のため、因果関係は不明

  • 中国の一地域データなので、

    他国・他文化への適用には検証が必要


一文でまとめると

本研究は、中国の未就学児約1.3万人を対象に、家庭環境・睡眠・家族の精神疾患歴などを組み合わせたASD症状予測モデルを開発し、地域レベルで実用可能な早期スクリーニングツールとして有望であることを示した研究である。

関連記事