自閉症診断を、高価な標準検査だけに頼らないために
本日は、発達障害支援を「正確に見つける」「生活上の困りごとを理解する」「支援資源につなげる」という一連の流れとして考える研究が目立ちました。Frontiersのケニア研究は、低・中所得国で使いやすいオープンソースの自閉症観察評価ツールASD-PEDSを、言語翻訳だけでなく文化的な遊び、やり取り、臨床実装に合わせて調整する重要性を示しています。Wileyの研究では、自閉症青年の緊張病が見逃されやすい臨床課題であること、また自閉症児・若者の食行動が感覚特性、栄養、親のストレス、食料不安と結びつくことが整理されています。さらに、乳児期の養育者-子ども相互同期、発達性言語症児の感情ラベリング、世界規模のASD疾病負担マッピングから、発達障害支援では標準検査の有無だけでなく、文化、家庭、相互作用、言語、制度設計を合わせて見る必要があることが分かります。
