ASD児の歯科診療で全身麻酔依存を減らすESBA
この日の記事では、発達障害をめぐる「生涯・全身・実務」の3つの視点からの最新研究が紹介されています。具体的には、女児・女性のADHDがホルモン変動やライフステージ(思春期・妊娠出産・更年期)とともにどのように悪化・見逃されるかを整理した総説、ADHD児へのリスペリドン投与が夜尿を引き起こし得ることを示した症例報告、ASD単独とASD+ADHDで脳の構造‐機能カップリングパターンが異なることを示しサブタイプごとの神経基盤の違いを明らかにした脳画像研究、ASDにおける腸内細菌とその代謝物の異常が腸–脳軸を介して症状に関与し、プロバイオティクスやFMTなど腸内環境への介入が治療候補となり得ることをまとめたレビュー、そしてASD児の歯科診療で感覚調整と教育的段階付けを組み合わせたESBAが協力度を大幅に改善し全身麻酔依存を減らし得ることを示した臨床研究が取り上げられ、発達障害を「脳・ホルモン・腸・行動・医療場面」の多層構造として捉える内容になっています。
