家庭での視線計測によるASD早期スクリーニングは実装に近づいているのか
本記事では、2026年6月6日に公開・掲載された発達障害・神経発達症関連の研究を整理している。今回は、家庭で実施可能な視線計測によるASD早期スクリーニング、ASD・ADHD特性と不安・抑うつをつなぐ心理メカニズム、ADHD児者の社会機能と外在化問題のネットワーク分析、全般的発達遅延(GDD)児における深部灰白質の鉄代謝イメージング、GDD/知的障害(ID)児1024例の遺伝学的解析などが確認された。
また、ASD児の口腔保健を題材にした歯学教育、ADHD児の認知的 disengagement と夜型傾向、ASD関連マウスモデルにおける介在ニューロン・NMD経路・社会的記憶回路の研究も見られた。全体として、発達障害支援は、診断名に基づく単一の支援から、早期発見、家庭で使えるデジタル評価、心理的脆弱性の理解、遺伝学的診断、専門職教育、神経回路機序を組み合わせる方向に進んでいる。
