自閉症のある生徒の学校排除と心の健康を考える
本記事では、2026年9月26日に公表された発達障害関連研究と、新たに受理された論文を紹介します。中心となるのは、自閉症のある生徒が学校から排除される経験と、17歳時点の心の健康との関係を調べた英国の縦断研究です。学校排除を経験した割合には大きな差がありましたが、後の外在化症状を説明する割合は小さく、結果の読み方には注意が必要です。
あわせて、自閉症児への音楽を用いた支援の系統的レビュー・メタ解析、医師が行った保護者面接を大規模言語モデルで採点するスクリーニング研究、感覚過敏を生活環境や参加の問題として捉える論考を取り上げます。いずれも、単一の数値や介入名だけで支援を決めるのではなく、本人の経験、学校や家庭の環境、研究の対象と限界を踏まえることの大切さを示しています。
