自閉症の当事者自身が本となり、参加者が直接対話を通じて学ぶヒューマンライブラリー方式の自閉症理解プログラムin香港
このブログ記事では、自閉スペクトラム症(ASD)をめぐる「診断・社会・神経基盤」の3方向の最新研究を紹介しています。1つ目は、機械学習と説明可能AI(XAI)を統合し、XGBoost+LIME/SHAPにより約99%の高精度かつ“なぜその判定になったか”を説明可能なASD診断支援モデルを構築した研究で、早期スクリーニングと臨床現場での活用可能性が示されています。2つ目は、香港で自閉当事者を「人間の本」として招くヒューマンライブラリーを実施し、一般参加者の自閉症スティグマを減少させ、神経多様性への肯定的態度を高めたことを示した参加型評価研究です。3つ目は、ASD若年成人に対してドーパミントランスポーターSPECTを用いた初のパイロット研究で、一部に線条体DaT異常が見られ、パーキンソン病リスクやドーパミン系の異常との関連が示唆されました。全体として、AI診断技術、当事者主体の理解促進プログラム、神経画像バイオマーカーという異なるアプローチから、ASDの理解と支援の可能性を拡張する研究群を取り上げています。
